監修:株式会社リエア 代表取締役 浦野芳徳 カテゴリ:健康経営・中小企業向けガイド
この記事でわかること
・「健康経営はお金がかかる」は本当か?中小企業の実情
・今すぐ始められる低コストな5つの取り組み(月額目安・手間の目安付き)
・コスト比較一覧表
・5つの取り組みを健康経営優良法人の評価項目と照らし合わせた解説
「健康経営って、大企業がやるものでしょ?」「うちみたいな中小企業には予算も人手もない」——そう思って健康経営への取り組みをためらっている経営者・担当者の方は多いのではないでしょうか。
実は健康経営は、費用をほとんどかけずに始めることができます。本記事では、中小企業が今すぐ取り組める低コストな健康経営施策を5つ厳選して紹介します。コスト・手間の目安もあわせてお伝えします。
「健康経営はお金がかかる」は本当か?
「健康経営はお金がかかる」は本当か?
健康経営を「大企業向けの難しい取り組み」と感じてしまう背景には、「大がかりな施設が必要」「専任担当者が必要」「導入コストが高い」といったイメージがあるようです。
しかし実態は違います。健康経営優良法人の認定基準(5大項目)のうち、最初に必要な「①健康宣言の策定・発信」と「②担当者の設置」はほぼ無料で対応できます。この2つを整えるだけで、健康経営の土台が完成します。
残りの施策は「できるものから少しずつ積み上げる」形でかまいません。中小規模法人部門の認定企業数は2026年時点で23,085法人と年々増加しており、多くの中小企業が段階的に取り組みを広げながら認定を取得しています。
低コストで始められる5つの取り組み
低コストで始められる5つの取り組み
| ① | 健康宣言を策定して社内外に発信する コスト:ほぼ無料 手間:低 協会けんぽ等が実施する「健康宣言事業」に参加し、経営者が健康経営への取り組みを宣言します。これは中小規模法人部門の認定において最初の必須ステップであり、宣言書を社内掲示・ホームページへの掲載などで発信するだけで要件を満たせます。 → 協会けんぽの健康宣言事業はFAXや郵送で申し込めるものが多く、手続きに数十分程度 → 自社ホームページへの掲載、社内メールへの通知など費用ゼロで発信できる → 経営者自身の年1回の健診受診も必須(法定健診として対応済みの場合が多い) |
| ② | 健康経営担当者を設置する(兼任可) コスト:ほぼ無料 手間:低 既存の総務・人事担当者が健康経営担当を兼任する形でかまいません。専任のスタッフを新たに雇う必要はなく、現在の担当者が「健康経営担当」という役割を持つだけでこの要件をクリアできます。 → 中小企業では経営者自身が担当者になるケースも多い → 担当者の主な役割:健康施策の立案・経営者への報告・保険者との連絡窓口 → 設置後は社内に周知するだけでよく、追加コストはかからない |
| ③ | 定期健診の受診率を上げる・受診勧奨をする コスト:健診費用内 手間:低〜中 法定の定期健診を実施するだけでなく、再検査・精密検査の受診を促す仕組みを作ることで評価が上がります。「健診を受けるだけ」から「結果をフォローする」へのステップアップが、健康経営の核心部分の一つです。 → 受診勧奨は「再検査が出た従業員に受診を促すリマインドメールを送る」程度でもOK → 受診率・再検査受診率を数値として把握しておくと、④評価・改善の材料にもなる → がん検診等の任意検診への補助(一部負担)を設けると受診しやすくなる |
| ④ | 出張リラクゼーションを定期導入する コスト:22,000円〜/月 手間:低 プロのセラピストが月1回オフィスを訪問し、従業員の肩こり・腰痛・ストレスをケアする出張リラクゼーションは、健康経営の「運動促進・ストレスケア」という評価項目に対応します。準備不要・スペース3畳から始められる手軽さから、初めての健康経営施策として取り入れる中小企業も多い施策です。 → 月1回・2時間訪問の場合、月22,000円(税込)から導入可能(10名前後なら1人あたり月2,200円) → 実施記録が「PDCAサイクルの証拠」としても活用でき、④評価・改善の材料になる → 従業員満足度が高く「会社が自分を気にかけてくれている」実感を生みやすい Reairの定期訪問型リラクゼーション:https://www.reair-refresh.jp/service1 |
| ⑤ | ストレスチェックを実施する(50人未満は任意) コスト:数万円〜(外部委託) 手間:中 従業員50人以上の事業場では義務ですが、50人未満の中小企業では任意です。ただし実施することで健康経営優良法人の評価が上がるため、外部の実施機関に委託する形で取り組む価値があります。集団分析の結果は、職場環境の課題把握にも役立ちます。 → 協会けんぽが提供する低コストの実施プランを活用する方法もある → 結果の集団分析レポートを経営層と共有することで「PDCAサイクル」の証拠になる → 50人未満の場合は「実施予定」として申告するだけでも一定の評価が得られる場合がある |
5つの取り組みのコスト・手間比較
5つの取り組みのコスト・手間比較
| 取り組み | 月額目安 | 準備の手間 | 健康経営の評価項目との対応 |
| 取り組み①:健康宣言の策定・発信 | ほぼ無料 | 低 | 経営理念・方針(必須) |
| 取り組み②:健康経営担当者の設置 | ほぼ無料 | 低 | 組織・体制(必須) |
| 取り組み③:定期健診の受診勧奨 | 健診費用内 | 低〜中 | 制度・施策実行 |
| 取り組み④:オフィスリラクゼーション | 22,000円〜/月 | 低 | 制度・施策実行(運動促進・ストレスケア) |
| 取り組み⑤:ストレスチェック実施 | 数万円〜(外部委託) | 中 | 制度・施策実行(50人未満は任意) |
★まず無料でできる①②を整え、次に③定期健診の受診率改善を進める——これだけで健康経営の土台が完成します。そこに④のリラクゼーション導入を加えると、従業員満足度と評価項目の充実を同時に実現できます。
取り組みを進める際の現実的なロードマップ
5つの取り組みを一気に始める必要はありません。以下の順番で段階的に進めることを推奨します。
| まず今月 | ①健康宣言への参加・発信、②担当者の設置(ともに無料・当月対応可) |
| 1〜3ヶ月 | ③定期健診の受診率確認・再検査受診勧奨の仕組みづくり |
| 3〜6ヶ月 | ④出張リラクゼーション等の福利厚生施策を導入し、従業員への効果を記録 |
| 6〜12ヶ月 | ⑤ストレスチェック実施、PDCAを回して効果測定→健康経営優良法人の申請へ |
まとめ
中小企業が低コストで始められる健康経営の取り組みを振り返ります。
✅ ①健康宣言・②担当者設置はほぼ無料で今すぐ始められる——まずここから
✅ ③定期健診の受診勧奨は既存の仕組みを少し整えるだけで対応できる
✅ ④出張リラクゼーションは月22,000円〜、低コストで「運動促進・ストレスケア」の評価項目に対応
✅ ⑤ストレスチェックは50人未満は任意だが実施で加点評価になる
✅ 一気に全部やろうとせず、ロードマップ通りに段階的に進めることが継続の鍵
「何から始めればいいかわからない」という状態から抜け出すには、まず①②の無料でできる取り組みを今月中に着手することです。健康経営は「完璧な体制を整えてからスタートするもの」ではなく、「小さな一歩を積み重ねるもの」です。
| この記事に関連するReairのページ ・取り組み④に対応:定期訪問型リラクゼーションの詳細・料金:https://www.reair-refresh.jp/service1 ・健康経営優良法人の認定基準を詳しく知る(前記事):https://www.reair-refresh.jp/blog/health-management-certified-standards ・無料体験に申込む(月22,000円の前に無料で試せます):https://www.reair-refresh.jp/service3 ・よくある質問:https://www.reair-refresh.jp/faq |
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