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監修:株式会社リエア 代表取締役 浦野芳徳(リラクゼーション業界歴19年)      カテゴリ:健康経営・データで見る職場の健康

この記事でわかること

・「健康経営」とは何か、なぜ今注目されているのか

・ストレスが生産性に与える影響を示すデータ(プレゼンティーズム等)

・健康投資が企業にもたらすリターン(ROI)の考え方

・リラクゼーションを健康経営施策として導入するメリット

「健康経営」という言葉を耳にする機会が増えましたが、「実際にどのくらいの効果があるのか」を具体的な数字で説明できる人事・経営担当者は意外と多くありません。

本記事では、ストレスや疲労が企業の生産性にどれほどの影響を与えているのかを、公的機関や研究機関が示すデータをもとに整理します。そのうえで、ストレスケアの一つの手段としてのリラクゼーション施策の位置づけについて解説します。

1. 健康経営とは?なぜ今注目されているのか

健康経営とは、従業員の健康管理を経営的な視点で捉え、戦略的に実践する経営手法のことです。経済産業省は健康経営優良法人認定制度を設け、健康経営に取り組む企業を可視化・評価する仕組みを推進しています。

背景には、日本の労働力人口の減少と高齢化があります。経済産業省の資料によれば、今後数十年で生産年齢人口は大きく減少する見込みであり、限られた人材一人ひとりの健康状態とパフォーマンスを最大化することが、企業の競争力に直結する時代になっています。

2. ストレス・疲労が生産性に与える影響【データで見る】

「なんとなく疲れている社員が多い」という感覚は、実は経営に直結する具体的な経済損失として把握されています。代表的な指標を紹介します。

 

プレゼンティーズムという概念

プレゼンティーズムとは、出勤はしているものの心身の不調により本来のパフォーマンスが発揮できていない状態を指します。欠勤(アブセンティーズム)と違って勤怠データには表れないため、「見えない損失」とも呼ばれます。

 

7.6兆円

心身の不調による 国内の経済損失(年間推計)

横浜市立大学の研究より

2.3

高ストレス者の年間損失額は 健康な人の約2倍以上

民間調査機関の試算より

3倍以上

健康投資のROI (投資収益率)の目安

経済産業省関連報告より

 

具体的な調査例では、健康な従業員の年間プレゼンティーズム損失額が約60万円であるのに対し、高ストレス状態にある従業員では約139万円という試算もあり、ストレス度が高いほど損失が拡大する傾向が示されています。

 

欠勤よりも見えにくい「プレゼンティーズム」の方が損失が大きい

 

一般的に「欠勤(アブセンティーズム)」は企業にとって把握しやすい損失ですが、複数の専門機関の知見によれば、実際の経済損失規模はプレゼンティーズムの方が大きいとされています。つまり、休んでいない社員の「隠れた不調」こそが、企業にとって見過ごされがちな経営リスクなのです。

3. なぜ日本企業はプレゼンティーズムに陥りやすいのか

日本特有の職場文化も、プレゼンティーズムを助長する一因とされています。

 

「休むことが悪」とされる職場の空気——体調不良でも出勤を選ぶ傾向が強い

管理職の理解不足——部下の不調に気づきにくい、または見過ごされやすい

「忙しさを美徳とする」文化——慢性的な疲労が当たり前として放置されやすい

メンタル不調・慢性的疲労・睡眠不足・運動不足が複合的に重なりやすい職場環境

 

こうした要因が積み重なることで、軽度の不調が生産性低下、さらには欠勤・休職へとつながる悪循環が生まれやすくなります。

4. ストレスケアが「投資」である理由

健康経営に関連する報告では、健康投資の投資収益率(ROI)は3倍以上になるとされています。これは、健康施策に投じた費用に対して、生産性向上や医療費削減などの形で、その3倍以上のリターンが見込めるという考え方です。

 

つまりストレスケアや健康施策は、福利厚生という名目の「コスト」ではなく、生産性向上に直結する「投資」として捉えるべきだという視点が、近年の健康経営の議論で重視されています。

経営判断としてのポイント

プレゼンティーズムは欠勤よりも見えにくく、放置されやすい

ストレス度が高いほど、生産性損失は大きくなる傾向がある

健康投資は「コスト」ではなく、3倍以上のリターンが期待できる「投資」

早期のストレスケアが、欠勤・休職という大きな損失を防ぐ予防策になる

5. 健康経営施策としてのリラクゼーション活用

健康経営の具体的な施策には、健康診断の充実、メンタルヘルス研修、運動促進プログラムなど様々な選択肢がありますが、その中でもオフィスリラクゼーションは「即効性」と「導入のしやすさ」の両方を兼ね備えた施策です。

 

リラクゼーションがストレスケア施策として優れている点

施術直後に体感できる効果があり、従業員に「健康経営を実感してもらいやすい」

業務時間内・休憩時間に受けられるため、参加のハードルが低い

継続的に導入することで、慢性的な疲労・ストレスの蓄積を予防できる

「会社が自分の健康を気にかけてくれている」という実感がエンゲージメント向上につながる

 

Reairでは、企業のオフィスへセラピストが直接訪問し、月1回からの定期的なケアを提供しています。健康経営優良法人の認定要件を満たすための具体的な取り組みの一つとしても活用いただいています。

まとめ

健康経営とストレスケアの関係をデータの観点から整理すると、次のようにまとめられます。

 

心身の不調による経済損失は、国内で年間約7.6兆円規模と推計されている

ストレス度が高い従業員ほど、生産性損失額は大きくなる傾向がある(健康な人の約2倍以上というデータも)

見えにくいプレゼンティーズムの損失は、欠勤よりも大きいとされている

健康投資のROI3倍以上とされ、ストレスケアは「コスト」ではなく「投資」

リラクゼーションは即効性・導入のしやすさの両面で、健康経営施策として有効

 

数字で見ると、ストレスケアへの取り組みは「やったほうがいい」ではなく「やらない方がリスクが大きい」施策であることがわかります。まずは小さな一歩として、無料体験から始めてみませんか。

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データが示す通り、ストレスケアは「投資」です

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参考にしたデータ・出典一覧

本記事のデータは以下を参考に、要約・パラフレーズして記載しています(直接引用はしていません)。

 

テーマ

出典

要点

プレゼンティーズムの経済損失

横浜市立大学の研究

心身の不調による生産性低下が日本全体で年間約7.6兆円規模の経済的損失をもたらしているとされる

ストレス度と損失額の関係

ユナイテッド・ヘルスコミュニケーション社の試算

健康な人の年間損失額が約60万円であるのに対し、高ストレス者は約139万円と2倍以上の差がある

プレゼンティーズムの損失規模

日本産業衛生学会等の知見

欠勤(アブセンティーズム)よりも、出勤しているが本来のパフォーマンスが出ていない状態(プレゼンティーズム)の方が経済損失は大きいとされる

健康経営の投資対効果

経済産業省関連の報告

健康投資のROI(投資収益率)は3倍以上との報告があり、健康経営は「コスト」ではなく「収益改善策」と位置づけられている